社員紹介

営業企画・推進本部 商品開発課 M・M

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アビリティーズを選んだ理由

車いすユーザーでも就労できる職場環境に安心しました。

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私は頸椎損傷の車いすユーザーです。
21歳にバイク事故で、首の骨、大腿骨、腕、肺、褥瘡などの治療で1年半入院し、その後長い期間のリハビリを経て退院しました。

治療中は孤独感や将来の不安で苦しい場面もありましたが、リハビリテーション病院では頸椎損傷の方など同じ境遇の方が多くいたので、仲間も増え次第に「自分の力で自立した生活を送りたい。」と思うようになりました。

退院後は、手に職をつけるため職業訓練校に通い、1年間機械製図の勉強をしました。就職活動では障害者雇用面接会へ参加し、100社以上面接を受けましたが、当時は重度の障害者を雇ってくれる企業はありませんでした。

雇用の条件として通常の交通機関で通勤できることや、もし車から落ちても自分で乗ることができることなど、自由に体を動かすことが難しい私には厳しい条件ばかりでした。

そんな時に紹介されたのが、アビリティーズ・ケアネット(株)でした。

仕事内容とやりがい

車いすユーザーならではの視点は自分にしかできないことだと思っています。

現在の業務は、天井走行リフトや階段昇降機の設置図面を年間450枚~500枚(約1日2枚)作成しています。

入社後2~3年は、工事現場に行けないというハンデがあり慣れるのが大変でした。今では営業が撮影した写真でイメージしながら作成しています。

車いすに乗っているという特典により、障害者・高齢者の視点で図面を作成できることが自分にしかできないことだと思っています。

実際に作図した機器が設置された施設へ見に行った時は、自分の成果が目に見えて分かりとても嬉しかったです。

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職場の環境

周りの助けを借りながら不自由なく過ごせています。

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社内での生活の面では、周りの助けを借りながら不自由なく過ごせています。私は手がうまく使えないため、オフィスの立体駐車場でのタイムカードの取得が難しく、車が混んでいる朝は同僚に助けてもらっています。

時間をかければ何とか自分でもできるので、車の少ない時間帯は自作の棒を使って工夫をしながらカードを入れています。
フレキシブルオフィス WeWork 内はバリアフリー化もされていますし、1階にはバリアフリートイレもあるので健常者同様に業務を行えています。

同じ頸椎損傷の40~50代の友人は体力がなくなってきており、仕事ができなくなっている方も多いです。私も出勤すること自体が体力・筋力の維持向上に繋がっているので、これから先も仕事を続けていきたいと思っています。

数十年前はあまり進んでいなかった障害者雇用ですが、今は障害の有無関係なく働くことができるようになったと思います。これから就職活動や転職活動をする障害をお持ちの方は自分の力の可能性を信じて頑張っていただきたいです。

同僚からのコメント

M・Mさんは作図の正確性と完成までのスピードが早いです。

お客様から緊急で作図依頼があった場合でも状況に応じた最短スピードで営業へ渡すことができ、業務をする上で学ぶことがたくさんあります。

普段の生活は移動や食事、通勤も自立しているので健常者同様に接しており、お互いに気を遣わずに対等の関係で業務を行えています。

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