特殊浴槽・天井走行リフト等の導入で 職員の負担軽減と利用者のQOLを向上 特別養護老人ホーム とびのこ苑様
2025/11/28
概要
特別養護老人ホーム とびのこ苑様は、以前から「抱えない介護」を実践されていましたが、浴室での移乗介助は依然として人力による抱き上げが残っていました。
入居者の重度化や看取り支援が増加するにつれて、腰痛や肩痛を訴える職員が激増し、増加するヒヤリ・ハットにご利用者も不安を感じ、入浴を嫌がるケースも見受けられました。
この課題解決に特殊浴槽や天井走行リフトなどを導入しました。その結果、職員の負担軽減と介護の質が向上し、ご利用者の安心と満足に繋がっています。
詳細
1.導入前の課題
特別養護老人ホーム とびのこ苑様は、以前から「抱えない介護」を実践されていました。しかし、浴室での移乗介助は依然として人力による抱き上げが残っていました。
入居者様の重度化や看取り支援が増加するにつれて、座位保持が難しい方への介助が職員の身体に大きな負担となり、腰痛や肩痛を訴える職員が激増していました。
また、ヒヤリ・ハット事例も増加傾向にあり、ご利用者様も不安定な姿勢での介助に不安を感じ、入浴を嫌がるケースも見受けられました。
これらの課題を根本から解決するために、特殊浴槽や天井走行リフト導入の検討に入りました。
2.導入の決め手
導入の理由は、入居者様に安全で快適な入浴を提供すること、そして職員の負担を一層軽減することでした。
施設が掲げる「人権に配慮し、入居者一人一人のニーズにこたえるサービスの創造と提供」という理念に基づき、個別ケアと自立支援介護のさらなる推進に繋がる重要な設備として、今回の特殊浴槽や天井走行リフトなどの導入を決めました 。
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3.導入後の効果と反響
| 導入時期 | 2023年6月頃 |
|---|---|
| ご利用対象人数 | 約20名 |
| ご利用者様の属性 | 年齢、性別、障害、既往歴を問わず、主にシャワーキャリーでの座位が不安定な重度の方や、看取り期の方が対象 |
| 利用頻度 | 臥床特浴は1日約2時間、月間70回の利用 。 天井走行リフトは1日約3時間、月間180回の利用 |
今回の機器導入により、様々な改善が見られました。
【職員の負担軽減と質の向上】
抱き上げが不要になったことで、腰痛や肩痛を訴える職員が激減しました。
身体的負担が減ったことで、職員は介助以外の業務に集中でき、ご利用者様とゆっくり向き合う時間が増えました。
【ご利用者様の安心と満足】
安全で安定した状態で移乗や洗身ができ、以前よりもリラックスして入浴を楽しめるようになりました。
これまで入浴が難しかった重度の方や看取り期の方にも、無理なく入浴の機会を提供できるようになり、生活の質の向上に貢献しています。
ご利用者様からは「安心して移乗できるようになった」という声が多く聞かれ、「リフトに乗るのが楽しい」といったポジティブな感想も寄せられています。
導入商品
お客様に関する情報

| お客様名 | 吉賀町特別養護老人ホームとびのこ苑 |
|---|---|
| 業種 | 福祉事業 |
| 所在地 | 島根県鹿足郡吉賀町柿木村柿木80番地 |
| 公式ホームページ | 吉賀町特別養護老人ホームとびのこ苑 |
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