北アルプスの絶景を望む「新穂高ロープウェイ」に車いす用階段昇降機を導入しました
概要
標高2000mを超える雄大な北アルプスを眼前に望む新穂高ロープウェイ。
誰もがその景色を楽しめるように、2025年、第一ロープウェイ駅舎に車いす専用の階段昇降機が設置されました。
この取り組みは、自然環境の厳しい山岳観光地における新たなバリアフリー整備の実践です。
詳細
新穂高ロープウェイとバリアフリー整備前の状況

【新穂高ロープウェイ外観】

【施工前の第一ロープウェイ駅舎の階段】
奥飛騨温泉郷に位置する新穂高ロープウェイは、第一・第二の二系統で構成されています。
第二ロープウェイは日本で唯一の二階建てゴンドラとして知られ、標高2,156mの展望台からは槍ヶ岳や穂高連峰、笠ヶ岳を一望できます。
四季折々に表情を変える北アルプスの雄大な景観が魅力で、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも二つ星の評価を受けています。
同施設では、この絶景を高齢者や身体に障害のある方、誰もが楽しめるよう近年バリアフリー化を進めています。
第二ロープウェイ駅舎にはエレベーターや多目的トイレが整備される一方で、建築年代の古い第一ロープウェイ駅舎では、従前から設置されていた「いす式階段昇降機」の老朽化により、車いす利用者はもちろん多様な方が利用することを考えると乗降が難しいことが課題となっていました。
誰もが北アルプスの絶景を楽しめるように
こうした背景を受け、車いす利用者の乗車も可能にすることを念頭に、2025年、第一ロープウェイ駅舎に新たな車いす用斜行型階段昇降機が設置されました。
運営会社である奥飛観光開発株式会社からの依頼を受け、アビリティーズ・ケアネット(株)が現地調査・設計・施工を担当し、建設関係の条例に基づき、役所への申請の届け出を経て設置が実現しました。
これにより階段昇降が困難だった高齢者や車いす利用者などの多様な方が、安心してロープウェイを利用できるようになりました。
アクセシブルツーリズムの普及を
岐阜県や高山市では、観光地のユニバーサルデザイン化を推進しています。
「誰にもやさしいまちづくり条例」やバリアフリー観光情報サイト「ふらっと旅ぎふ」を通じて、アクセシブルツーリズムの普及を図っています。
奥飛騨温泉郷でも、バリアフリー対応の客室や入浴支援設備を備えた宿泊施設が増加しており、新穂高ロープウェイの取り組みは、こうした地域全体の流れと呼応する象徴的な事例といえます。
今回の新穂高ロープウェイの取り組みは、「世の中に無能力者はいない。あるのは能力者だけだ」というアビリティーズ運動の理念のもと、1972年に日本アビリティーズ協会が開始した“リハビリツアー”の「旅は最高のリハビリ」という現実に基づいた バリアフリー観光 へとつなぐものと考えています。
お客様に関する情報
1961年(昭和36年)奥飛騨の豊富な観光資源の開発と地域経済の発展のために、地域団体が結集し、社団法人「奥飛騨開発公社」の設立からスタートしました。第1ロープウェイと第2ロープウェイの2つがあり、乗り継いで西穂高口駅(標高2,156m)まで行けます。第2ロープウェイは日本で唯一の2階建てゴンドラです。 西穂高口駅の展望台からは、360度広がる北アルプスのパノラマ(槍ヶ岳や穂高連峰など)を楽しめ、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星を獲得しています。春の新緑、夏の涼風、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通して美しい自然を満喫できます。

| お客様名 | 奥飛観光開発株式会社 |
|---|---|
| 業種 | 観光業 |
| 所在地 | 〒506-1421 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉 |
| 公式ホームページ | 新穂高ロープウェイ 公式サイト |
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