車いすでの家事を快適に 都営住宅のキッチン・浴室バリアフリー改修
概要
常時車いすを使用されているお客様より、都営住宅への転居を機にキッチンの使い勝手を改善したいとのご相談をいただきました。
キッチンは、車いすのまま近づいて作業ができるよう、シンク下のキャビネットを撤去し足元をオープンにする全面改修を実施しました。
また、現場調査により浴室の移乗台と水栓の高さに課題があることが判明したため、給付制度を活用して水栓位置の調整も行いました。
障害者自立支援制度の申請サポートを含め、福祉用具と住宅改修を組み合わせた環境整備により、車いすでの家事動作がスムーズになり、入浴時の安全性も向上しました。
詳細
ご相談のきっかけ・お悩み
S様は20年以上、当社をご愛顧いただいている長年の既存顧客です。
現在は都営住宅にお住まいで、常時車いすを使用して生活されています。
この度、同棟内での転居を機に、「長年不便を感じていたキッチンの使い勝手を改善したい」とご相談をいただきました。
車いすのままキッチンに近づき、無理のない姿勢で作業を行いたいというご希望に対し、専門的な視点から生活の質(QOL)を向上させるプランを提案させていただきました。
改修のご提案・施工内容
お客様のライフスタイルと予算(障害者自立支援制度の活用を想定)を考慮し、部分改修と全面改修の2パターンを検討しました。
最終的には、長期的な利便性を重視し、以下の全面改修プランを採用いたしました。
- キッチン全面改修
車いすでキッチンにしっかりと近づけるよう、シンク下のキャビネットを撤去し、足元をオープンにする設計へ刷新しました。また、JKK(住宅供給公社)への改修許可申請手続きもサポートいたしました。
- 浴室水栓の高さ調整
現場調査の際、洗い場に設置された移乗台(高さ42cm)によって、吐水口との空間が不足していることが判明しました。給付枠の余剰分を活用し、入浴時の安全性と介助のしやすさを向上させるため、水栓位置の調整を提案・実施いたしました。

導入の効果
工事完了後、これまで長年感じていたキッチンの不便さが解消され、車いすでの家事動作が非常にスムーズになりました。
キッチン全面改修により、ご本人の動線が改善されただけでなく、水栓の調整によって浴室周りの環境もより安全で使いやすいものとなりました。
今回は福祉用具(ベッド買い替え)と住宅改修を包括的にご相談いただくことで、日々の生活をよりトータルにサポートできる体制を整えることができました。

施工内容まとめ
- 主な工事内容:キッチン全面改修(シンク下オープン化)、浴室水栓高さ調整
- 活用のポイント:JKKへの改修許可申請および障害者自立支援制度の申請サポート。福祉用具と住宅改修を組み合わせた総合的な生活環境の整備。
お客様に関する情報
| 使用者 | 個人 |
|---|---|
| 年齢 | 30代 |
| 性別 | 女性 |
| 利用した制度 | 自立支援法(中規模改修) |
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