福祉用具専門相談員指定講習会

福祉用具専門相談員とは

福祉用具専門相談員とは

福祉用具を必要とする高齢者や障害者、またそのご家族に対し、その方にあった福祉用具を選び、使い方等についてアドバイスをする専門職です。

介護保険制度における福祉用具貸与事業所には、2名以上(※1)の配置が義務付けられています。

福祉用具は、単に介助者の介護を楽にする道具ではなく、ご利用される方自身の自立と社会参加を可能にする重要な役割を担っています。

アビリティーズの講習会では、いかなる障害があっても、できるだけ自らの判断と選択により自分らしい生活や主体的な生き方を可能にすることを大切に考え、ひとりひとりのお身体や生活環境にあった機器を選ぶことの出来る専門相談員を育成する事を目的としています。

※1 介護保険法施行令第4条第1項に定める一定の有資格者(保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士)については、本講習会を受講しなくても福祉用具専門相談員として指定福祉用具及び指定介護予防福祉用具貸与事務所、指定特定福祉用具及び指定特定介護予防福祉用具販売事務所で勤務することが可能です。

講習会のご案内

開催予定の講習会は下に示します。詳細参照とお申込み、お問い合わせはご希望講習会をクリックして下さい。

(現在、予定の講習会はありません。)

アビリティーズの講習会の特長

1.現場経験豊富な講師陣

アビリティーズ関係の医師、理学療法士、作業療法士や、実際に福祉用具を選定・提供している「福祉用具専門相談員」、福祉用具普及のため研究・開発に携わっている講師など、各分野にて現役で活躍の講師が中心です。

2.種類豊富な最新の福祉用具を用意

福祉用具は、常に研究、開発がなされており、福祉用具専門相談員も対応すべく高い知識が求められます。アビリティーズの講習会では、アビリティーズ・ケアネットが世界的に提携して開発している各種の福祉機器を教材に使って、高度な教育をしています。

リフトの実習風景
アビリティーズの営業社員よりリフトの操作説明を受け、最新の注意を払いながら、各自がリフトの操作を行っています。

車いすの授業では、基本の操作方法のほか、クッションやシーティングの必要性について学び、実習では、多種多様の車いすを用意し、実際の乗り心地・操作性を体感してもらっています。

3.福祉用具はアセスメントが重要

福祉用具を必要としている方について、それぞれの方の生活観、ニーズ、生活環境をベースに身体機能に適合して生活行動や介護支援をできるだけ有効に発揮できるようにすることが重要です。このアセスメント能力を高めることにより、福祉用具の選定がしっかりできる福祉用具専門相談員を育成することを目標としています。

講習日程 

(実施回により順序は異なります 詳細は申込み案内書を参照)

日程 内容
1日目 特別講義 福祉用具の重要性と正しい適合で可能となるQOLの向上/福祉用具の役割/福祉用具専門相談員の役割と職業倫理/介護保険制度等の考え方と仕組み/介護サービスにおける視点
2日目 加齢に伴う心身機能の変化の特徴/認知症の理解と対応/住環境と住宅改修
3日目 介護技術(更衣、整容、入浴、排泄、食事)/福祉用具の特徴・活用(杖・歩行器、排泄、入浴、更衣)
4日目 リハビリテーション/高齢者の日常生活の理解/介護技術(体位変換、移乗・移動)/福祉用具の特徴・活用(車いす、クッション)
5日目 福祉用具の特徴・活用(起居動作・ベッド周辺機器、移乗、自助具、コミュニケーション・社会参加関連用具)
6日目 福祉用具の特徴・活用(床ずれ防止用具)/福祉用具の供給の仕組み/福祉用具貸与計画等の意義と活用①
7日目 福祉用具貸与計画等の意義と活用②/福祉用具による支援の手順と福祉用具貸与計画等の作成/ 修了評価・修了式

受講者の声

  • 福祉用具や福祉用具専門相談員の役割について、ポイントをおさえた講義で分かりやすかった。
  • 現場で活躍されている先生の講義により、実際の福祉用具利用者の様子を知ることができた。
  • 福祉用具を仕事の中で取り扱っているが、普段触れることのない用具や機器を実際に触れる事ができて、大変勉強になった。
  • 様々な福祉用具・機器を用いて、利用者・介護者それぞれの立場で経験ができてよかった。
  • 全ての講師の方々が丁寧でわかりやすく、実体験をまじえての話だったので、臨場感があった。
  • 多くの種類の福祉機器に触れることで、各製品の機能やそれぞれの利便性、またそれに伴う危険性をその場で確認することができ、多くの事に気づく事ができた。

ご相談、お問合せ、お申込みは、NPO法人 日本アビリティーズ協会へご連絡ください。

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