退院患者への移乗リフトのフィッティング依頼

2023年06月26日

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利用者は介護度 4~5(判定待ち)の大柄な女性。退院に際し、「自宅での移乗に使用したい」と簡易移乗リフト“ささえ手”のお試しを希望され、病院よりデモの依頼がありました。

事前情報では、意思疎通は問題なく行える方でご本人の協力も得られるものの、頚部に手術歴があり移乗は全介助になるとのことでした。ささえ手では頚部へ負担がかかることを想定し、あらかじめ床走行リフト“サンリフト”も準備しました。
実機でのお試しを行うと、頚部の支持が必須であり、枕などを活用しないと”ささえ手”が使用できませんでした。リフトアップ時の衝撃に痛みを訴える場面もあり、事前に伺っていた以上に頚部に負担をかけられない状態でした。

ご本人は「大きな機器は避けたい」という心情がありましたが、安全面からスリングシートを用いた移乗を進言しました。寝室の床が畳であることから据え置き型の“イージートラック+マキシスカイ”をお勧めしました。

介護保険レンタルの単位数(価格)とご家族の理解を得られるかが課題でしたが、後日に自宅で説明を行った際「安心して移乗ができる」と息子さんから大変好評でした。
ですが、その後の介護保険の判定が要介護4だったことにより、単位数が足りなくなってしまう問題が発生したため、比較的金額が安価な”つるべーベットセット”に入れ替えを行いました。


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