災害時の避難を人力で行うことに限界を感じ 府営住宅で“スロープビルド”を購入

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築50年以上の大規模な府営住宅より、階段昇降に関してのご相談です。

昨年に入居者が高齢化していること、エレベーターのない棟が多くあることから、階段昇降車ステアチェアのお試しを行っており、その際に災害時の必要備品についてのご説明をしていました。

団地内の一部の棟は後付けでエレベーター設置が進んでいるものの、建物の造りの問題で結局は階段の昇降が必要であること、コストがかかりすぎること、建て替え時期が近いことなどからエレベーターの設置は頓挫しているとのことでした。

大阪北部地震の際、若い住居者は出勤後だったため、団地内に残っていた高齢者を中心とした住民で対処した経験があり、人力で住民全員を避難させることに限界を感じていました。

敷地も広く、災害時の階段昇降や段差乗り越えができることなど多様な使い方ができることから、“スロープビルド”に注目いただきご購入されました。通常は団地の防災倉庫に収納しておき、防災訓練時に使用して住民への周知を図る予定です。


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